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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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「世界樹の迷宮キャラスレまとめサイト」では、中の人だよってしょっちゅう公言してるけど暗黙の了解で同一人物とはされない、みたいな立場を目指しています。

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朝日に照らされるノシャップを通り過ぎ、




普通に道端にいる鹿に見とれながら、宗谷岬へ。
札幌からちょこっとだけ離れたら、常識と思っていただいて構いません。鹿。
ホント、車で1時間も走れば、「1年に1回は見るよねー、鹿」な感じのムードだから。




間もなく、防波ドームにたどり着いた。
風と波を防ぐための建築物なのだが、妙な「ロケ地っぽさ」で有名。夏季の旅シーズンになると、旅人のテントがずらりと並ぶそうだ。




いよいよ稚内市街地に入ると、異常なまでのセイコーマートの多さに気がつく。
セイコマは北海道を中心に展開するコンビニチェーンで、田舎に行くほど多くなる(と言うよりその他の有名コンビニが手を出さないので、相対的に多く感じる)特徴があるのだが、それにしたってどうも多すぎる。

そう。宗谷総合振興局に入ってからセイコマばっかり連続で7、8軒は見かけていたが、うち5軒は稚内市だ。一丁超えたらまたセイコマって、そ、そんな北の果てで同業がひしめきあってどうする。

ともあれ、最北端に向かうに連れ徐々に強くなる波の動きを傍目に、我々は(というか大将が)車を走らせるのであった。
 
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私の家の近くには『はなまるうどん』がある。だから、大将が「晩飯食おうぜー」とか「何かしようぜー」とか連絡をしてきた場合は、まずはここでうどんと言うことになる。

何でも大将のバイト先が何かアレでこうで何ともソレだと言うから、愚痴を聞くことになったのが14日の18持頃。ちょうど休日だったからはなまるに付き合ったのだが、その折に15日も休みだと言ったことが、大将の何かに火をつけた。
よっしゃ、どっか行こうぜ。
何処に行く。

「北?」










宗谷岬に連れていかれましたー。


さすがに皆さんご存知であろう。
宗谷岬は北海道最北端の岬。稚内市にある、まごう事無き日本の果てだ。

長旅になるということでツタヤでDVDを借りたり、リサイクルショップを巡ったりを経て、夜9時半頃札幌市南区を発つ。
稚内まではおよそ350kmだ。時間にして約7時間!

途中、どこかの道の駅の駐車場で仮眠を摂った。
宗谷岬から110kmほどの所だと思う。
街灯は少なく、外に出ると、何とも夜空が綺麗だった。
気温は10度以下。
凛とした空気の下、星の数は幾つもあって、なるほど、これだけあれば星座なんて幾つでも描ける、と言うぐらいだった。

しかし感動もつかの間。
この時期、毛布なしの車中泊は寒冷地獄。夜中の3時から「5時くらいまで仮眠を摂ろう」と言うものだったが、とてもマトモに寝付けたものではなく、仕方なく4半過ぎに出発することになった。
(おかげでこの2、3日前にひいた風邪がまだ治らないのね)




夜明けは、風力発電の町、羽幌にて。




夜始まる旅にとって、夜明けは欠かせない「節目」だ。
旅って言うのは、終わりと始まりの連続だ。だから、夜明けをどこで迎えたかと言うのは、割と重要になる。




ノシャップ岬に着いた頃には、既に朝になっていた。
ノシャップ岬は、宗谷岬の次に北にある岬だ。広場に置かれた時計とイルカのモニュメントが特徴的な観光地である。




ひねくれて、真横から撮ってやったわ。
ググればいくらでも見つかるもん。正面図。




朝日の逆光から撮ってやったりね。




さあ、宗谷岬まではもう少しだ。
 
昨日はひどい一日だった。
朝からスーパーカブのユグさんがパンクしてしまい、通勤途中で立ち往生したのである。

パァン! と言う景気のいい音からまもなく、後輪のタイヤがぶるんぶるんと揺れ始める。曲がりなりにも札幌市内とは言え、そのとき通っていたのは郊外も郊外。ちょうどセイコーマート(北海道を代表するコンビニ)を左手に見つけたのは、まさに不幸中の幸いだった。

思えばこの日は、不幸中の幸いと、それを覆す不幸が交互に現出していた。

バイトの店員に一番近いタクシー会社を尋ねる。私自身コンビニでのバイト経験があるが、度々、買い物しすぎたおばちゃんにタクシーを呼ぶよう頼まれることがあった。周辺地図と最寄のタクシー会社は、コンビニ店員ならばすぐに用意できなければならない基本要項なのである。


用意してもらえなかったんだけどね。


いや、変な注文をつけたのも悪かった。
その日はちょうど給料日当日で、手持ちの現金がなかったのだ。クレジットカードに対応したタクシー会社は――と聞いたために、店員さんに無駄な混乱を招いてしまったのである。
結局iPhoneで調べるとすぐに解った。2軒目にかけた営業所が、すぐ近くに車がつけていると言う。7、8分で着くと言うので、朝ごはんを買って待つことにした。

タクシーは、15分待っても来なかった。
ちょうど電車は出発し、すなわち遅刻が確定したから、会社に電話をかける。
つながる。
が、
キーボードをかたかたと叩く音しか聞こえない。
事務のおばちゃん、何やってますか?

後ほどかけ直すことにし、とりあえずはタクシーの催促の電話を入れる。
「すいません、あと信号2つで着きますので……」
申し訳なさそうな声が聞こえたので、出社時間を計算しながら待つ。
――タクシーが到着したのは、それから更に10分後だった。


駅までは2300円と、意外にかかった。
しかしながら運転手さんの尽力のおかげで、そうヒドい遅れにはならない時間に辿りつくことができた。手荷物をまとめ、定期券を確認する私の目の前で――運転手さんはクレジットカードと読み取り機を両手に、首を傾げていた。
「あれえ、取扱できませんって、出ますねえ……何回やっても、あれえ? おかしいな、あれえ……?」
運転手さん、カードの上下が逆です。ホームの方面から、“ぽうっ”と、電車の警笛が聞こえた。


ゆったりと、諦めゆえに逆に心のゆとりを持って出社すると、果たして私の皆勤賞は守られていた。
どうやら事務が別シフトの人と出社時間を入れ替える処理をしてくれていたおかげで、遅刻扱いにはならずに済んだようなのだ。
しかし、業務上のイレギュラーには違いない。戒めとして、いつも以上に気を引き締めようと思ったらなんか暑くてボーッとして割と手を抜いてたんだけどそれでもどうにか仕事をこなすのであった。

ただ、どうもやはり落ち着かない。コンビニの前に愛車を放置しているのは、これはもう、不安以外の何者でもない。セイコーマートには昼休みの間に電話連絡を入れておくとして、如何にして持ち帰り、パンクを修繕したものかを考えなければならない。

真っ先に思いつくのは歩いて押して帰ることだが、まず駅からバイクのもとに行くのに、タクシーで2300円の道のりである。また、札幌市内に入れば知ったバイク屋もあるが、そこまでパンクしたユグさんを押していくとなると、全行程6時間はカタい。翌日(つまりこの日記を書いている今日)も予定が入っている状態では、現実的じゃないプランだった。


つらつら考えていると、ひらめきがあった。
以前泊村に行った時に、友人・大将のステップワゴンにユグさんを乗せてもらったじゃないか!
最近忙しいらしく空きのある時間帯は解らなかったが、せめて自宅まで運んでもらえれば、あとはどうとでもなる。何せ、カブは「自転車屋でも扱える」のが特徴のバイクだ。そこまで押して行くくらいなら、大した労力ではない。

早速、大将に連絡を取ると、しばらくしてメールが返ってきた。

『いま訳あって代車に乗ってるかr』

おおおおおおおおおおーーーーーーい!!



さすがだぜ、相棒。このタイミングで代車って、漫画でも無ェよ。完璧頼ろうとしたこっちもこっちだけれど、それだけにタイミングがバッチリ過ぎるよ。

さて、これを受けて、どうしたかって。
何せこの日は、自身にとって不幸な偶然があっても、その中に幸いを見出した日だった。紆余曲折の末私は――


3150円でステップワゴンをレンタルしていた。


半日契約である。それでも通常、ステップワゴンをレンタカーで借りるとおよそ15000円かかる。
ただ、9月はギリギリ北海道の行楽シーズンにあたる。
格安の軽自動車を予約しても、既に契約が決まっていて仕方なく上位クラスが配車されてしまうことがあるのだ。
つまり――そう言う事である。





ステップワゴンに、ユグさんの身体はちょうど良かった。
自宅から要らないマットを用意し、注意深く乗せた後、セイコーマートの店員さんに礼を言って退散した。

Twitterではこの後旅に出るようなことを言っていたが、結局それはしなかった。さっきも書いた通り翌日は用事があったし、って言うか、それがあったにしても無かったにしてもこの車、翌朝8時に返さなきゃならねえんだよ!

大体、借りるまでにも一波乱あった。本当なら18時にはレンタルできていた(写真の時刻は22持頃)し、それならちょっとばかりのドライブもできたのだ。それが、それが、免許証を家に忘れていたのだ。
そうだ、こればかりは話の流れのために白状する。
Twitterには“最後のいやな偶然は、「たまたまいつもと違うカバンだったから」。”と記したけれど、つまりこの日たまたま、いつもと違うカバンで家を出ていて、免許証はいつものカバンに入れっぱなしだったのだ。そう、そう言う事だ! マジごめん! 気をつけます!

結局ドライブは、せいぜい「札幌市清田区を迷う旅」にしかならなかった。


翌日。
まんじりとせず深夜2時に寝た後、車を返すために6時半に起きる。
私は人一倍「8時間寝ないといけない人」だから、4時間半睡眠は寝起きがきつい。起きてしまえば頭はハッキリとしていたが、8時過ぎ、返車後の電車の中ではとうとう熟睡してしまった。
「乗り過ごさずに降りれたこと」が、この場合“不幸中の幸い”だろう。


10時頃に帰宅してからも、ひと仕事あった。肝心の、パンク修理である。
先述したとおり、カブは自転車屋でも扱えるのが特徴だ。となれば工賃は1500円くらいが妥当になると思い、白石区南郷通付近の自転車屋にかたっぱしから電話をかけた。

結果は、





こうだった。

30分、購入店のイーグルモーターサイクルまで押して歩いた。
日差しが強い。バイクに乗って帰ることを見越して着た、長袖厚手のシャツが裏目に出た。汗が流れる。

工賃は? 2500円? へえ。
チューブがやられてたら+1000円くらい? まあ、そのくらいなら。
え?
タイヤの溝がほとんどゼロ?
ああ、教えてくれてどうもね。はいはい、3000円ね。タイヤ交換ね。いいよいいよ。
ん?
部品のベルトがボロボロ? ……


おいッ!!!!



一応書くけれど、イーグルモーターサイクルは悪くないです。寧ろ超優良店です。単に私のバイクの扱いと知識が悪いだけです。

でも、「カブがパンクした」。
そのたったひとつの出来事が、どうしてここまでもドラマと出費を生むんだろう。

免許証を取りに向かった行き帰りも、ドラマだった。
電車はいつだって1分だけ間に合わない。
どれだけ急いで走っても、力は不運に及ばない。

うなだれて改札を通る私の横を、女の子が身を捩らせ、するりと走り抜けていった。
不正乗車だ。
ピンク色のジャンパーが、ばたばたとなびいた。
イヤホンから漏れる音にも、混んだ車内でロングシートを2人分座る客にも、騒ぐ子どもたちを制しない親にも一言言う私だが、その子を叱る気にはならなかった。

どういう訳か、救われた気がした。

うまく行かなくて、つまらなくて、腹立たしい自分自身の展開の横を、すっとルール違反していく逞しさに、奮起せずにはいられなかった。


結局のところ、今日の用事自体はうまくいった。
ぶっちゃけ言って定期収入に関わる話だったが、祝うべき結果にはなったようだ。

やや変り種のリキュール『フライド・エッグ』とジンジャーエールを買って、いまひとり、果たしてこの2日間、私は運命に勝てたのかどうか、考える。



――勝てては、いないな。
 


ユンニの湯から道道(県道の北海道バージョン)へと坂道を降りる途中に、妙に広々とした公園がある。




長々と伸びる滑り台など、子どもの頃を思い出して良い。

…………




わぁーい。




本気で公園ではしゃぐのは久しぶり。めちゃめちゃ楽しむおっちゃん2人。




大将渾身のネタ。ドンキーコング。

からの、




乙女。
とかやってたら、




追ってきた。




行くでー。








何か止まった。
うまく滑らない滑り台だった。




今日の誰得。シーソーに興じる大将。
この画像のためだけに男2人シーソーに乗っていると、通りすがりの車にガン見される。
それだけならまだしも、巡回中のパトカーが停車する。
そんなにマズかったでしょうか。




公園にある、飛行機型ジャングルジムのコクピット。
浪漫は錆び付いた。
 


9月9日。この日はまだ夏でした。




由仁の名物にはヤリキレナイ川の他にも由仁ガーデン、ユンニの湯の2つがある。きっと探せばもう少しはあるのかもしれないが、札幌方向から進んで一度も青看板に出ないくらいの町だから、無いのかもしれない。せいぜい、




ファーマーズマーケットに売っているマンモ酒くらいだろう。可愛いなあ、マンモ酒。今度来たら買います。

そんなわけで別にここはガーデニングショップでは無く、どちらかと言えば物産店。おしゃれなアロマキャンドルも売っていたりはするが、男ふたりの旅なのだし、それよりはにんにくスナックだったり、ジャンボ栗まんじゅうだったり、酒のツマミになりそうなものを選んでいくのである。

なお、ガーデン内は入園料が必要なので、入らずにリターン。




そもそも今回の旅には、ヤリキレナイ川を見た後ヤリキレナイ気分になろうと言うコンセプトがあって、次に訪れたユンニの湯ではさっそくヤリキレナイものを見つけ、はしゃぐ。




館内レストランでは箸が一本しか出てこなかった。ヤリキレナイ。




ジンギスカンで有名な長沼が隣にあるというのに、ジンギスカン料理が無い。ヤリキレナイ。
しかも窓の外を見やると、団体客が普通にジンギスカン食べてる。ヤリキレナイ。




「ここでしか味わえないものなのに“本格”って、何と比較してるんだ?」と大将。
ヤリキレナイ。




しかし料理自体は決してヤリキレナイものではなかった。味が良いし、そこそこボリュームがあった。「観光客狙いのレストランなら質も量も知れてらあ」と斜に構えて何品目か頼んだものだから、予想外の質量に戸惑う。




そして出てくる鉄鍋プリン。
市販カップ3、4個分はあるプリンに、餡やクリーム、きなこを絡めて食べるというもの。380円メニューにしては豪華! と言うかもうお腹いっぱい。




お腹きついよう。草むらに寝転がる大将。




腹ごなしに幹線道路への坂道を降りていると、ふと気になるものを見つけた。
「これはネタになる!」
と、バイクを停め、駆け寄ったものとは。つづく。
 
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