9月9日。この日はまだ夏でした。
由仁の名物にはヤリキレナイ川の他にも由仁ガーデン、ユンニの湯の2つがある。きっと探せばもう少しはあるのかもしれないが、札幌方向から進んで一度も青看板に出ないくらいの町だから、無いのかもしれない。せいぜい、
ファーマーズマーケットに売っている
マンモ酒くらいだろう。可愛いなあ、マンモ酒。今度来たら買います。
そんなわけで別にここはガーデニングショップでは無く、どちらかと言えば物産店。おしゃれなアロマキャンドルも売っていたりはするが、男ふたりの旅なのだし、それよりはにんにくスナックだったり、ジャンボ栗まんじゅうだったり、酒のツマミになりそうなものを選んでいくのである。
なお、ガーデン内は入園料が必要なので、入らずにリターン。
そもそも今回の旅には、ヤリキレナイ川を見た後ヤリキレナイ気分になろうと言うコンセプトがあって、次に訪れたユンニの湯ではさっそくヤリキレナイものを見つけ、はしゃぐ。
館内レストランでは箸が一本しか出てこなかった。ヤリキレナイ。
ジンギスカンで有名な長沼が隣にあるというのに、ジンギスカン料理が無い。ヤリキレナイ。
しかも窓の外を見やると、団体客が普通にジンギスカン食べてる。ヤリキレナイ。
「ここでしか味わえないものなのに“本格”って、何と比較してるんだ?」と大将。
ヤリキレナイ。
しかし料理自体は決してヤリキレナイものではなかった。味が良いし、そこそこボリュームがあった。「観光客狙いのレストランなら質も量も知れてらあ」と斜に構えて何品目か頼んだものだから、予想外の質量に戸惑う。
そして出てくる鉄鍋プリン。
市販カップ3、4個分はあるプリンに、餡やクリーム、きなこを絡めて食べるというもの。380円メニューにしては豪華! と言うかもうお腹いっぱい。
お腹きついよう。草むらに寝転がる大将。
腹ごなしに幹線道路への坂道を降りていると、ふと気になるものを見つけた。
「これはネタになる!」
と、バイクを停め、駆け寄ったものとは。つづく。
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