私の家の近くには『はなまるうどん』がある。だから、大将が「晩飯食おうぜー」とか「何かしようぜー」とか連絡をしてきた場合は、まずはここでうどんと言うことになる。
何でも大将のバイト先が何かアレでこうで何ともソレだと言うから、愚痴を聞くことになったのが14日の18持頃。ちょうど休日だったからはなまるに付き合ったのだが、その折に15日も休みだと言ったことが、大将の何かに火をつけた。
よっしゃ、どっか行こうぜ。
何処に行く。
「北?」
宗谷岬に連れていかれましたー。さすがに皆さんご存知であろう。
宗谷岬は北海道最北端の岬。稚内市にある、まごう事無き日本の果てだ。
長旅になるということでツタヤでDVDを借りたり、リサイクルショップを巡ったりを経て、夜9時半頃札幌市南区を発つ。
稚内まではおよそ350kmだ。時間にして約7時間!
途中、どこかの道の駅の駐車場で仮眠を摂った。
宗谷岬から110kmほどの所だと思う。
街灯は少なく、外に出ると、何とも夜空が綺麗だった。
気温は10度以下。
凛とした空気の下、星の数は幾つもあって、なるほど、これだけあれば星座なんて幾つでも描ける、と言うぐらいだった。
しかし感動もつかの間。
この時期、毛布なしの車中泊は寒冷地獄。夜中の3時から「5時くらいまで仮眠を摂ろう」と言うものだったが、とてもマトモに寝付けたものではなく、仕方なく4半過ぎに出発することになった。
(おかげでこの2、3日前にひいた風邪がまだ治らないのね)
夜明けは、風力発電の町、羽幌にて。
夜始まる旅にとって、夜明けは欠かせない「節目」だ。
旅って言うのは、終わりと始まりの連続だ。だから、夜明けをどこで迎えたかと言うのは、割と重要になる。
ノシャップ岬に着いた頃には、既に朝になっていた。
ノシャップ岬は、宗谷岬の次に北にある岬だ。広場に置かれた時計とイルカのモニュメントが特徴的な観光地である。
ひねくれて、真横から撮ってやったわ。
ググればいくらでも見つかるもん。正面図。
朝日の逆光から撮ってやったりね。
さあ、宗谷岬まではもう少しだ。
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