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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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※ 眠りに落ちそうな頭で考えた創作譚も含まれているので、正確には夢だけの描写ではありません。


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ふたりの男子生徒、ひとりの女子生徒。
以前より馴染みの彼らにとって、学校帰りのカードゲームは毎日の楽しみだった。
少年の家には、親族が好きで集めたという膨大なゲームコレクションがあり、離れのログハウスは3人の遊び場になっていたのである。

ある日少年が取り出したのは、『ロア・カード』と書かれた小さな箱だった。
中には15枚のカードが入っており、うち14枚には世にも不思議な小話(ロア)が書かれ、残りの1枚には何も文字が印字されていなかった。

ゲームのルールは簡単であり、奇妙だった。

中心に小皿のついた六角形のボードを3人で囲む。小皿には血を注ぎ、その上に脚付きの燭台を設置する。部屋はできるだけ暗くし、燭台の上にキャンドルを立て、火を灯す。

3人のプレイヤーにはカードが5枚配られ、2回ずつ、自分の手元にあるロアを、それなりに創意を持って読み上げる。ただし、白紙のカードを持っているプレイヤーは必ずそれを選択し、書かれていない話の代わりに「創作ロア」を語らなければならない。

最後に、「創作ロアを読み上げたのは誰なのか」を各人予想し、指名しあう。“オープン”の掛け声で5枚のカードを全て場に晒し、白紙のカードを持ったプレイヤーが残る2人に指名されていなければ“逃げきり”。ゲームが続行される。


本物の血を使うわけにはいかなかったから、3人は絵の具を溶かした水で代用した。しかしそれでも、キャンドルだけが照らす室内は十分に雰囲気があり、カードに書かれたロアを、それぞれ演技を交えつつ語り合った。

ある田舎町を集中豪雨が襲った。土葬の慣習があったため、雨が止んだあと、墓地では幾つもの遺体が地面からはみだしていた。
しかし住人がよく観察するとその殆どは死装束を着ておらず、また共通して、動物に齧られた痕跡が確認された。
興味を持って辺りを捜索すると、よほど焦って書いたのか、殴り書きで、ところどころ文字が被っている、一通のメモ書きが発見された。


“地下墓地に泥棒に入ったのが間違いだった。土壁をかきわけ、細く狭苦しいほらあなをうつ伏せで進んでいると、何かにぶつかった。靴だった。よく見るとそれを履いている脚も、その先の体も確認できた。しかしそいつが死んでいるのは明らかだった。そこかしこに、何かに齧られた跡がある。前にも行けず、仕方なく引き返そうとした俺は絶望した。でこぼことした壁に体が引っかかり、どうしても後ろに進むことができなかったのだ。凹凸は全てが奥に向いており、どうやっても後退できないつくりになっていた。息苦しい。足元で何か音がする。ねずみの鳴き声だ。靴先に歯が当たる感触があった。俺はいま、絶望しながらこれを書いている。”

住人は戦慄したが、その後、訝しく感じられることに気がついた。
墓地には、ねずみの死骸は無かったのである。



「オープン」
合図と共に、場にカードが晒される。少年は負けを予感していた。少々状況描写に熱が入りすぎた。2人とも、創作者は自分だと見破っているだろう。

しかし、場に出された15枚に、白紙のカードは無かった。
少年はまさかと自分の手札を見直すが――そのうちの1枚には、


《大雨に襲われた田舎町の墓地で、おびただしい齧り跡のある墓泥棒の死体が幾つも見つかった。共に落ちていたメモには、棺への細い抜け穴の中で、生きてねずみに喰われた男の遺言が書かれていた。
しかし不思議なのは、墓地にはただの一匹もねずみの死骸が見つからなかったことである。》



今しがた出任せで創ったばかりのロアが、しっかりと印字されていた。
 
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携帯電話の充電が切れてしまった。

周囲を見回すが、充電ケーブルは見つからない。
そこらじゅうに湿気臭い本が堆高く積まれており、上には巨大蜂の剥製がちょこんと置かれている。そんな環境なのに、作業机に置かれているハンバーガーには腐っている様子がない。窓の外は、ずっと雨が降っているようだった。
ミトウトウコと言う人物の漫画を読めば充電ケーブルが見つかるらしいのだが、掲載誌も、単行本が出ているかも解らなかった。

外は窓から見えた景色とは違い、星空の見える夜だった。札幌では祭が催されているらしく、辺りで太鼓の低い音が鳴っていた。
手掛かりを探すが、本屋もコンビニも見つからない。とうとう狸小路を抜け、大通公園へと辿り着くが、巨大な噴水の周りに幾つもの壊れた太鼓が転がっているだけだった。

仕方なく来た道を引き返す。雨の降る部屋に帰ると、やはりハンバーガーは腐っていなかった。そして、作業机の上には4コマ誌が置かれていた。

ミトウトウコの漫画は、普遍的なオフィス4コマだった。
しかし絵が可愛らしく、興味を持って読んでいると、どうも波長が合ったらしい。漫画の中に取り込まれていた。
ねぼけてパジャマのまま出社してしまった女子社員が、同僚にからかわれつつも「もう一度寝るからアラームセットしておくね」などと言う。「大丈夫、充電はしておいたから」


そこで目が覚めた。携帯電話がアラームを鳴らしていた。
 
メガネで学級委員長でアニオタでニコニコに“踊ってみた”タグで投稿するような女子中学生が、自分の学年だけに突然設けられた「ハーフタイム制度」なる12日間の休校期間の1日目、母親に18000円と傘と「1日に1時間しか進まない時計」を渡され、クラスメイトの男子とともに土砂降りの中放り出され、それでも二人協力しながらサバイバルするうち恋愛感情が芽生えてついに体を預けるんだけれど、

――そうか、これがハーフタイム制度の目的。少子化対策として「恋愛経験の少ない生徒同士を、恋愛せざるを得ない状況に放り込む」ための期間だったのか。

と思い当たり、ついでに(自分の処女の値段18000円かよ)と身悶える……


……と言う夢を今日見たんだけれど、詳しい場面を書き連ねていったらスゲエ長くなりそうな予感がしたのでやめました。
 
最近は断片的ではあるが、またひどい夢を見るようになってきた。
そこで、二行目からこう書くのもアレなのだが、私は「拷問シーン」が好物である。

桐生操の本はよく読んだし、中二病の真っ只中では猟奇的なオリジナル絵も描いていた。
何の映画か忘れたが「美女がゲリラに捕まったのに拷問シーンがカットとはどう言うことだテレ東」とmixiで愚痴った事もあるし、すすきのにいた頃はドSのレズ風俗嬢とよく酒の席を共にした。

少なくとも、創作物上での拷問シーンは単純に娯楽だと思う。

一番好きな拷問は、小池一夫作品に出てきた「雪の上を裸足で歩かせ、ギリギリ耐えられないところを見計らって温めてあげる」と言うもの。
また出てくるのが幸薄そうな人妻で、「辛ければ辛いほど温めてあげた時の安堵がすさまじく、拷問官に恋心を抱くほど」と言う、もうご都合主義極まりないメッタクタな状況説明がなされていたことに感動したものだ。

基本、あの時代の劇画は女性の人権が低すぎる。
アホらしくて、もう娯楽として取り入れるしかない。マジになっちゃいけない。

一方、一番読んでいてキツかった拷問シーンはカムイ伝の後半。
一揆を企んだ何十、何百と言う農民が逆さ吊りにされ、拷問官側でも「どうすればもっと長く延命させられるか」の改良を図っていたシーン。
またアレは悪役の親玉に位置する、幕府の幹部が見事なんだ。
基本ミナゴロシにしたのに、一揆の首謀者だけは舌を抜いてから、元の村に帰すんだよね。「仲間を売って生き延びてきた」ように見せかけ、幕府に不満が行かないようにしていた。

それから拷問と言えばゴルゴ。
「敵地に侵入するためわざと捕まって、拷問も甘んじて受ける」って、アホかこの主人公。どうするの、洒落にならないことされたら。
あとこの漫画、鞭打ちの価値が低すぎるよ。ゴルゴの耐久最高記録は6時間だけど、絶対、死ぬから、鞭打ちとか。
ちなみにゴルゴ史上一番キツい拷問は、「96時間太陽光並みの照明を当て続ける」だと思う。バイオテクノロジーか。


で、そう。夢の話。
私が潜在的に恐れているシチュエーションがそのまま出てきたのだと思うが、圧死って怖いよね。

江戸川乱歩の「白髪鬼」の影響か。
アレは自分の妻を奪った友人を、吊り天井で緩慢に押しつぶすと言うシーンがあって、それなりにじっくり状況描写がなされていたけれど、ラストがひどいあっさりしたどうしようも無い小説。
全然関係ないけど父親の実家にあったこの本の隙間から、父が母に宛てた恋文が出てきた時はかなり笑った覚えがある。よりによってこの本かと。


あと、絶対このタイミングで書くべきではない事なんだけど、






もう1軒あった。サンハイツ。
今度人の往来の合間を縫って、大きいサイズで撮ってきます。
 
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