最近は断片的ではあるが、またひどい夢を見るようになってきた。
そこで、二行目からこう書くのもアレなのだが、私は「拷問シーン」が好物である。
桐生操の本はよく読んだし、中二病の真っ只中では猟奇的なオリジナル絵も描いていた。
何の映画か忘れたが「美女がゲリラに捕まったのに拷問シーンがカットとはどう言うことだテレ東」とmixiで愚痴った事もあるし、すすきのにいた頃はドSのレズ風俗嬢とよく酒の席を共にした。
少なくとも、創作物上での拷問シーンは単純に娯楽だと思う。
一番好きな拷問は、小池一夫作品に出てきた「雪の上を裸足で歩かせ、ギリギリ耐えられないところを見計らって温めてあげる」と言うもの。
また出てくるのが幸薄そうな人妻で、「辛ければ辛いほど温めてあげた時の安堵がすさまじく、拷問官に恋心を抱くほど」と言う、もうご都合主義極まりないメッタクタな状況説明がなされていたことに感動したものだ。
基本、あの時代の劇画は女性の人権が低すぎる。
アホらしくて、もう娯楽として取り入れるしかない。マジになっちゃいけない。
一方、一番読んでいてキツかった拷問シーンはカムイ伝の後半。
一揆を企んだ何十、何百と言う農民が逆さ吊りにされ、拷問官側でも「どうすればもっと長く延命させられるか」の改良を図っていたシーン。
またアレは悪役の親玉に位置する、幕府の幹部が見事なんだ。
基本ミナゴロシにしたのに、一揆の首謀者だけは舌を抜いてから、元の村に帰すんだよね。「仲間を売って生き延びてきた」ように見せかけ、幕府に不満が行かないようにしていた。
それから拷問と言えばゴルゴ。
「敵地に侵入するためわざと捕まって、拷問も甘んじて受ける」って、アホかこの主人公。どうするの、洒落にならないことされたら。
あとこの漫画、鞭打ちの価値が低すぎるよ。ゴルゴの耐久最高記録は6時間だけど、絶対、死ぬから、鞭打ちとか。
ちなみにゴルゴ史上一番キツい拷問は、「96時間太陽光並みの照明を当て続ける」だと思う。バイオテクノロジーか。
で、そう。夢の話。
私が潜在的に恐れているシチュエーションがそのまま出てきたのだと思うが、圧死って怖いよね。
江戸川乱歩の「白髪鬼」の影響か。
アレは自分の妻を奪った友人を、吊り天井で緩慢に押しつぶすと言うシーンがあって、それなりにじっくり状況描写がなされていたけれど、ラストがひどいあっさりしたどうしようも無い小説。
全然関係ないけど父親の実家にあったこの本の隙間から、父が母に宛てた恋文が出てきた時はかなり笑った覚えがある。よりによってこの本かと。
あと、絶対このタイミングで書くべきではない事なんだけど、
もう1軒あった。サンハイツ。
今度人の往来の合間を縫って、大きいサイズで撮ってきます。
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