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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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余市(よいち)町はウィスキーの産地として有名だ。スコットランドの気候と似ていたことから、1934年、ニッカウヰスキーが誕生している。
また、果樹栽培も盛んであり、食用のほか、ワイン生産にも使われるぶどうに於いては、道内一の生産量を誇る。
しかし一人旅の良さは、風土を知ることだけではない。



ぴんと来た景色を見つけては、
「そんなただの空き地で金取るつもりかい!」




「UMAが生息していたら、名称は100%ヌッチーだわ!」
のように、気軽に引き返してツッコミながら撮影できることである。それに、明け方の閑散とした車道は、Uターンも楽だ。

また、このあたりから徐々に眠気に襲われ、ひとりごとも増えていく。
例えば、通り道に「三角橋」と言う短い橋があったのだが、変わったところのないごく普通の形であり、いっさい三角っぽさを有していない。

となれば、通り過ぎながらも「お前はそんな心意気で三角橋名乗っていいのか!?」と橋に向かって叱りつけ、たまたま直後のアスファルトに描かれた三角形の落描きに向けて「いや、お前じゃねえよ、道路! お前は三角じゃなくていいんだよ!」などとばからしいことをブツブツギャーギャー漏らしていくのである。

そもそも2時半頃から深夜のテンションではあった。
順調に直線を走り、そこそこの距離を走ったところで右折する場面。しかし道は三車線だから、50ccは二段階右折をしなければならない。

全く理性を伴わずに、叫んでいた。

「二段階右折ッぅけたまわりましたあーッ! かぁっしこまりましたぁ! はい喜んでェーーー!!」

先に書いておくと、泊村に着いたのは午前8時頃である。よく、辿りつけたものだ。




ふと限界を感じた時には、トンネルの停車スペースにいた。いっそここで仮眠を摂ろうかとも思うが、小雨が降り始め、トンネルの中にも冷たい風が流れ込んでいる。
念入りに重ね着をし、この時上半身に都合6枚の衣服を着込んでいたのだが、体感としては5度未満。無理に睡眠を摂るのは逆に命を縮めると判断した。




積丹町黄金岬に着いたのは、5時47分だった。




ちょっと登ろうかな、と思いはしたが、




やめておいた。




いよいよ積丹真っ只中にいるのだが、眠気が限界突破。温泉施設があれば休ませてもらうかなと考えたが、開館は見事に10時。
こんなこと、4年くらい前に夕張に行った時も体験した気がするのだが。

どうしたものか――とりあえずバイクのスタンドを立て、座席にまたがり、ハンドルに突っ伏していると、自然に寝てしまう
全身に小雨が当たる。ヘルメットにぽつ、ぽつと水滴の音が響く。10分もしない内に再度生命の危機を予感し、先を急ぐことにする。
 
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