忍者ブログ
◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
かいてるひと:ama
サイト:Passionate SAffron


発想切り売りサイトを運営。
「世界樹の迷宮キャラスレまとめサイト」では、中の人だよってしょっちゅう公言してるけど暗黙の了解で同一人物とはされない、みたいな立場を目指しています。

メール:
syhryh.sd@gmail.com



ニコニコ :
11586588
pixiv :
944336
ピアプロ :
MZRSEN
Twitter :
MZRSEN
漫画読もっ! :
daydreammix

いや、何でも貼りゃいいってもんじゃないな。
最新のコメント
ama (06/19)
冬草夏虫 (06/19)
ama (06/06)
冬草夏虫 (06/05)
ama (06/04)
(ら) (06/02)
ama (04/16)
No Name (04/14)
ブログ内検索
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

余市(よいち)町はウィスキーの産地として有名だ。スコットランドの気候と似ていたことから、1934年、ニッカウヰスキーが誕生している。
また、果樹栽培も盛んであり、食用のほか、ワイン生産にも使われるぶどうに於いては、道内一の生産量を誇る。
しかし一人旅の良さは、風土を知ることだけではない。



ぴんと来た景色を見つけては、
「そんなただの空き地で金取るつもりかい!」




「UMAが生息していたら、名称は100%ヌッチーだわ!」
のように、気軽に引き返してツッコミながら撮影できることである。それに、明け方の閑散とした車道は、Uターンも楽だ。

また、このあたりから徐々に眠気に襲われ、ひとりごとも増えていく。
例えば、通り道に「三角橋」と言う短い橋があったのだが、変わったところのないごく普通の形であり、いっさい三角っぽさを有していない。

となれば、通り過ぎながらも「お前はそんな心意気で三角橋名乗っていいのか!?」と橋に向かって叱りつけ、たまたま直後のアスファルトに描かれた三角形の落描きに向けて「いや、お前じゃねえよ、道路! お前は三角じゃなくていいんだよ!」などとばからしいことをブツブツギャーギャー漏らしていくのである。

そもそも2時半頃から深夜のテンションではあった。
順調に直線を走り、そこそこの距離を走ったところで右折する場面。しかし道は三車線だから、50ccは二段階右折をしなければならない。

全く理性を伴わずに、叫んでいた。

「二段階右折ッぅけたまわりましたあーッ! かぁっしこまりましたぁ! はい喜んでェーーー!!」

先に書いておくと、泊村に着いたのは午前8時頃である。よく、辿りつけたものだ。




ふと限界を感じた時には、トンネルの停車スペースにいた。いっそここで仮眠を摂ろうかとも思うが、小雨が降り始め、トンネルの中にも冷たい風が流れ込んでいる。
念入りに重ね着をし、この時上半身に都合6枚の衣服を着込んでいたのだが、体感としては5度未満。無理に睡眠を摂るのは逆に命を縮めると判断した。




積丹町黄金岬に着いたのは、5時47分だった。




ちょっと登ろうかな、と思いはしたが、




やめておいた。




いよいよ積丹真っ只中にいるのだが、眠気が限界突破。温泉施設があれば休ませてもらうかなと考えたが、開館は見事に10時。
こんなこと、4年くらい前に夕張に行った時も体験した気がするのだが。

どうしたものか――とりあえずバイクのスタンドを立て、座席にまたがり、ハンドルに突っ伏していると、自然に寝てしまう
全身に小雨が当たる。ヘルメットにぽつ、ぽつと水滴の音が響く。10分もしない内に再度生命の危機を予感し、先を急ぐことにする。
 
PR
NAME:

URL:

COMMENT:

<<後志お祭紀行・4 | HOME | 後志お祭紀行・2>>
【PR】 忍者ブログ [PR]