4年も、5年も前だったか、学生の頃の友人とでSoul note familyというバンドで活動した
記事を書いていた。
内輪のなかでは評判は良かったが、なにせ普段は全員なにかしら定職についていたもので(私だけ頻繁にあやふやだったが)、数回のライブ演奏をしたのみですっかり休止していた。
それどころか、車を持っている大将はちょくちょく会っていたものの、そのほかのこうたさん(ギター)、オオサカ(ベース)、ええっと、ジョンだったかキムだったか(ドラム)などは、勘定してみると三年ほど顔を合わせていないくらい疎遠になっていた。
さて、そんなSoul note family略して「そるのふぁ」は――
実は普通に活動していた。
今年の夏に「最近そういえばこういうのやってないね」ということでついつい、集まってしまったのである。
なかなかスゴイのは、大将が詩と曲を作った名曲『天から降る粉雪』をとりあえずみんな完奏できたこと。しばらく会っていなかったのに、会った瞬間、つい先週ぶりみたいに再開できるのだから、友人というのは面白い。変わったことといえば――
苦労しているのか、キムがやたら痩せていたことくらいである。
ホント大丈夫か。
なにせ三年と言えばいろいろあり、職も住居も、経済状況も人間関係もいろいろ変わっている。演奏は妙に、おじさんバンド的な円熟を見せつつある。
まだこの時は夏だったので、大将はバイクで、残りのメンバーはこうたさんの車で、小樽に行った。
それこそ20歳前半の頃は、真昼間から下品な曲をカーステレオで流し、車から顔を出して道行く女子高生にすれ違いざま
「セックス!」とか叫んでいたこともあったような気がするが、この時だっていちいち並走する大将が神妙な顔で煽ってきたり、とつぜん大笑いしたりするのだから、本質的には全く変わっていない。
鱗友朝市は、昨年の初夏に大将と行った。
世界樹の迷宮同人誌でも題材にしていて、
違う、これははしゃぐあまりポップアートになってしまったキム。
じゃなくて、
ここ、『のんのん』は、
漫画にも登場させた、海鮮丼の盛りの豪華な店だ。
今回は隣接するもうひとつの店に入ったが、まあまあ、豪華である。
この時期から、大将がやたら被写体としてのポージングにこだわるようになった。胸筋を張り、なぜかかかとをあげて体をぴょこぴょこ上下させるから、たまらない。
しかしこの写真の一番の笑いどころは、もちろん、オジサンが向こうから迫ってきているところである。
撮られすぎていたたまれなくなる。
この時からも、ちょくちょくスタジオには入っている。来年はどうなるか、そるのふぁ。
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