カブさんの調子が直った。2kmほど離れたイーグルモーターサイクルまで押していった甲斐があった。
さほど遠くもなく、かと言って近いでもない微妙な距離だが……雨季を終えた札幌の気温は25度以上、更に運転して帰ることを考え長袖シャツを着用、そしてなによりバイクを押して歩く自体なかなかの労力で、無事走りだした安堵感はひとしおだった。
原因は、チョークだった。
バイクのパーツのひとつで、左グリップの下側についている。
これを右から左へと引っ張ると、ワイヤーと連動して、ガソリンを燃焼させるための空気の通り道が狭くなる。そうすることでガソリンの濃度を高めることができるのだ。
主に、寒い朝に冷えたエンジンをかける時に使われる。
んで、このチョークが引っ張りっぱなしになっていたのが、今回の不調の原因だ。
レバー自体は右に戻っていたのだが、ワイヤー部のカバーが裂けており、レバーと一緒に押し戻されるはずのワイヤーが撓んでしまっていたのだ。
文章にするとめんどうだけど、絵で描くのもめんどうだから、伝わらなくても気にしないで欲しい。
ともかく、撓んだワイヤーを戻すことによって、ようやくカブさんは走るようになったのである。
となれば、しばらくチョークしっぱなしでエンジンをかけようとしていたぶん、やっぱりプラグにも何かしらの不調がありそうなものだが、2kmを帰ってこれたので、何かもう、今日はいいや。
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おまけ。イーグルモーターサイクルまでの道のり。
くるっぽーさんも、日陰で座り込み。
白石区にはサイクリングロードがあり、通学路、通勤路、ジョギングコース、老人のたまり場、あとハトの遊び場として人気のスポットだ。
近くに寄り過ぎると、さすがに逃げられる。
必死すぎ。音楽スタジオの店頭に置かれた壊れピアノ。マジで野ざらし。何かの資料にどうぞ。
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