また何か釣ってると思ったら、今度はカニだった。
海沿いの泊村が誇る大イベント、群来まつりに来ております。
大将の知り合い・おっちょさんは幼児を困らせつつ、
amaやんは幼女を撮りつつ、
まったく不可思議な「うに味アイス」を食べつつ、泊の夏を過ごしています。
ひと口食べた印象は、塩キャラメルと言われても信じるかなって感じ。でもスプーン一杯分を舌に乗せると……どうも……塩、カラいと言うか、醤油っぽいって言うか……
だけれど、いい具合の味加減なのでマズくはない。寧ろ、まろやかで美味しい。
解らない落とし物。
子供の顔写真に兜を合成したうちわ。どこかでそう言うサービスでもやっていたのか。すぐに持ち主の親御さんが拾いに現れ、深く調べられず。
うみぺんぎん。それ、ただのぺんぎんじゃん。
数々あるイベントのひとつ、海藻押し絵に挑戦。どうにも気味の悪い生き物ができあがる。
しかしこの程度でも、ヌルヌルする海藻を配置するのはなかなか難しく、男3人、集中したまま無言の10分間を過ごす。途中、日焼けしたじいちゃんに「アートだね、アート、うん」と呟かれ、また瞬きを忘れた目に涙をためつつ、黙々と作業をこなした。
完成した押し絵は、来週郵送で届くらしい。
続いての目玉イベントは「うに拾い大会」。
小割りされた区画にうにがばらまかれ、大人たちが拾いまくる悪魔のゲーム。
こればかりは参加せず、遠巻きに人の欲深さを眺める悪趣味な立場を取ることにした。そこそこに、必死さが見られたので満足する。
山の多い地方の生まれであり、海の雰囲気には未だ慣れない。潮臭さを感じるたびに、アウェイにいることを意識してしまう。
岩場を走り抜ける小カニも、狭い岩場にはりつく大量の貝も、足が多くて素早い何かも、全く慣れないものだ。
これなんて、FF8のエンディングでスコール歩いてなかった?
ざざあん。
ごつごつした岩場は非常に歩きづらく、またも3人、無言になる。
だが、比較的浅い海域や、楽に登れる岩場も多い。
写真は、たぶん、「あれ、この辺の海の巫女と従者じゃね?」とか言って撮ったものだと思う。ただの親子連れです。ホントすいません。
午後2時。
祭らしい薄い味つけの焼きそばや、フランクフルト、押し付けがましい商売っぷりのおばちゃんに買わされたきゅうりの漬物で満たされた腹に、自衛隊の演奏が響く。
一体どこのアレンジなのか、妙に凝った曲が多く、例えば子供向けに用意されたスーパーマリオブラザーズメドレーなど、メインテーマに合わせてパワーアップ音と1UP音、無敵BGMに合わせてコインの音を入れていた。
更に、地方の祭のいちイベントにも関わらずアンコールが発生。
「では、北海道ならではの曲として、ソーラン節でお別れしたいと思います。皆様、手拍子をお願い致します」
そして流れるソーラン節サンバアレンジ。どうやって手拍子するんだよ!
クラベスがめっさ3-2クラーベのリズムじゃん! 符点8分音符じゃん!!
今まで書いてこなかったけれど、実は大将も吹奏楽経験者。チューバ担当として、イベントやコンクールでの独特の緊張感をよく知っている人だ。
それだけに、最前列で爆笑しながら音楽隊の演奏を観覧。「ハートキャッチプリキュア」でのチューブラーベル(のど自慢の鐘)奏者が、明っらかにぶっつけ本番だったのを除き、上手な演奏で満足することができた。
写真はここで、晩ご飯のしゃぶしゃぶ(19時半)に飛ぶ。
群来まつりは夕方より、最大の注目イベントである八代亜紀、大川栄策らのコンサート、そして900連発の花火大会と贅沢な出し物が催される。
の、だが、なんだか自衛隊の演奏でおなかいっぱいになっちゃって、ステージではヒーローショー第2部も始まっちゃって、じゃあ時間潰して温泉に入ろうかとか言ったらもう、お帰りムードになっちゃって。
お湯に浸かるとホント、いろいろどうでも良くなるよね。
岩内で肉を買い込み、蒸し暑いしゃぶしゃぶ大会で夜が更けていくのであった。
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