ポケットモンスターが初めて発売されたのは1996年。瞬く間に子どもたちの間で流行し、アニメになり、劇場版になり、今も2年に1度のペースで新作が発売されている大ヒットシリーズである。

時期としてなら、小学校高学年から中学生、ちょうどゲームが好きで仕方がない頃に一大流行となった作品なのだが、恥ずかしながら私はこの『ポケットモンスター』と言うものを一度もプレイしたことが無い。
遊戯王も知らなかったし、ヨーヨーも持っていなかったし、オンエアバトルも見ていなかったし、早い話が極端に流行に疎かったのである。


余談だけど、やっぱりこの頃って多感な時期だったし、結構クラスメイトの性格も大きく分かれるんだよね。
私が結構イタイ発言の多い典型的中二病だった一方で、流行に敏感なオシャレ女子もいたわけ。

で、その子に何かの芸能人を「流行ってるけど、知らないの？」と言われた時に「流行は誰かが作ったものなんだから、乗ったと思った時点で流行遅れじゃないの？」「流行って自分で作らなきゃ乗れてないんじゃないの？」と言い返したことがある。
シチュエーションはともかく、その言葉と心意気自体は逆にカッコいいと、今になって思う。


そんな余談は置いといて、つまりはワタクシ今年で25歳。

未だピカチュウ以外のポケモンを見たことが無いのだ。

無い。ホントに無い。
「ミュウ」をどこかで見た気もするが、アレが本当にミュウだったのかは自信がない。
ただ、『ポケモン言えるかな？』の歌のおかげで、151匹いる事と、大体の名前はわかる。それに今だったら、ポケモンの名前くらいどこかのサイトに書いてあるだろう。

と言うことで――


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温めておいた企画、始めます。すいません、前振り長すぎました。

『ポケモン（名前の印象だけで）描けるかな？』

ルールは簡単。151匹いるポケモンを、名前だけ見てその印象で描ききる。そして全て描いたら本物を見て「こんなのフシギダネじゃねえよ！」と身勝手にぶち切れる。
何せ数が多いので、ゆったりと開始いたします。


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No,001 フシギダネ


「不思議だねえ……」
「解らないねえ、不思議だねえ……」



No,002 フシギソウ


「あれえ、僕なんで草に囲まれて埋まってるんだろう？」



No,003 フシギバナ


「あれえ、何で進化したのかな？ 不思議だなあ」


こんな調子で良いのか、この企画。
ポケモンを見たことが無い俺しかこの場にいないから、全くツッコミ不在なんだよな。いいや、もう。



No,004 ヒトカゲ


さすがにヒトカゲと言うトカゲがいる事は知ってる。ただ、トカゲ自体をよく知らない。



No,005 リザード


順番だし、リザードってトカゲだしで、正統進化。正座ができるようになった。



No,006 リザードン


更に進化！ 火を吐けるようになった。正座はできなくなった。



No,007 ゼニガメ


成金。



No,008 カメール


カメールって、上品な響きだから、高貴な出のお方かと思いまして。



No,009 カメックス


カメックスと言うのが、何だかスポーティーだなあと思ってごちゃごちゃ描くうちに、甲羅を背負ったバックパッカーになりました。
スケッチブックの裏面には「Go to New York」と書いている。ニューヨーク帰りの帰宅途中なんだよ、コイツ。
　


この企画、本当に続くのか。