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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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『ぼくら少年探偵団ゲーム』というボードゲームが、近くのリサイクルショップで200円で売っていたので、試しに買ってくる。
箱の裏を見ると「ぼくらの街にいたずら事件が次々に発生。ぼくら少年探偵団は、聞き込み捜査に大奮闘! いたずらっ子を見つけたら、かくれ家へ急行せよ! いたずらっこと対決しながら、証拠を1番早く見つけた人が勝つゲーム。」とある。

なるほど、まずは封を開け、そこに描かれたイカれたメンバーを紹介しよう。
下記【続きを読む】からどうぞ。
 

-----------------------
  
少年探偵団のリーダー!
中学1年、叶コウジ
カッコいいのは名前だけじゃない。なんといたずらっ子を物理的にこらしめる程のラジコンの腕前を持つのだ。陰湿だ!


小学5年、紺野サトル
「趣味は食べる事と寝る事」らしい! 何で探偵団に入れた、こんなヤツ!
なお彼の特技はお弁当攻撃。「おっきなお弁当箱をふり回したり、大食い、早食いを見せつける」と記載があるが、どんな恐ろしい食べ方をするのだろう。


少年探偵団紅一点!
小学6年、岡田マユミ
「紅一点」の必要性を解っていただけで、とりあえずは少年探偵団ゲームとしての体裁は保った! 説明文によると美貌がウリだが特技はポシェット振り回しだ! っていうかお前などワンダちゃん(マガーク少年探偵団)の足元にも及ばねえ!


頭脳派!
小学5年、村井サトシ
頭を使うのが得意という以前に、トランプをブーメラン代わりに扱うという恐ろしい特技を持っている! もうお前それで食っていけ!


最年少!
小学1年、紺野アキラ
2番目に紹介した大食いの弟。
特技は水鉄砲。
なんかもう、特に無い。



-----------------------



さて、1985年発行らしいこのゲーム。驚いたことに不足品なし。
数えてみると、多くのカードや細かいコマ、また舞台組み立て用のスタンドにサイコロまで、使用感はあるものの完品だった。
では早速組み立ててみよう。




まずはいたずらっ子の隠れ家作り。
ケース兼用の土台に「地下室板」と「回転盤」を組み合わせ、付属のピンで留める。




次に地下室入口となる階段部、1階部を組み合わせる。
これは本格的だ。
少年探偵団はこのアジトに潜入し、いたずらっ子と対決しつつ地下へと降りていく。そして回転盤を回し、証拠を掴めばゴールというわけだ。そして――




はいメンドくさくなりましたよー!

あくまで隠れ家はクライマックスに過ぎない。ゲームのメインはこのすごろくのようである。説明書をめくり、実際にゲームを開始してみたい。


-----------------------



ゲームはまず「いたずら事件カード」をめくることから始まる。
いたずらっ子は、ヒロシおじさんの塀にらくがきをしていったようだ。解り得た情報は「白い服」であることだけ。さあ、早速聞き込みに出かけよう!




……ん。

まだ、スタート地点の公園にいるね、こいつら。

説明書をよく読むと、
「事件は、いたずら事件カードをめくることによりはじまります」
「被害者の家に急行します」
「全員、被害者の家についたら(コマの)指示に従います」

とある。
つまり、




まずは、ヒロシおじさんの家をゴールとするすごろく。
…………

……ここでサイコロを振る意味、あるかな。どうせ全員たどり着かないと話進まないんだし……




ついたことにします。
田中ヒロシさんちの指示は「左となりの人と左手でジャンケンをして、あいこだったら捜査カードをめくる」。左手という条件が必要かは解らない。
しかしそれ以前に今回は1人で4プレイなので、とりあえずこのメンバーの中で2人、カードをめくったことにしよう。
よくカードを切って……




予備。

これはこれでスゲエ強運だと思うが、無視してもう一枚引く。




メガネと太っちょにそれぞれ一枚ずつ分配することにした。
この捜査カードには様々な指示が書かれている。

例えば写真の左、すごろくパートが終わった後に使えるラッキーカード。これは真っ先に組み立てた隠れ家の中での、いたずらっ子との対決で使うものだ。

それから写真右、多くコマを進める得しちゃったカード。このカードの有用性については、通常のすごろくとはやや異なるため後に説明を含みたい。

他に、手がかりを得られる場所が書かれた証言カード。これが出ると、今度はカードに書かれた場所が、全員の目的地になる。

そしてゲームクリアの絶対条件となる目撃者発見!カード。これを引いたら更に目撃者カードを一枚引く。
目撃者カードには「カサを持っていた」「カバンを持っていた」という、いたずらっ子についての更なる手がかりが書かれているのだが、これと前述の「白い服」の情報とを組み合わせて犯人像を決定させる。

最後がアクシデントカード。1回休みとかそういうのである。




さて、今回は次の目的地を指し示す証言カードが出なかったため、ヒロシおじさんの家での捜査(ローラースケート盗んだだけ)が終わった後は、方々好き勝手に歩きまわることになる。

山本さんちだろうがパチンコ屋だろうが、とにかく捜査カードを得られる場所に行き、早い所「目撃者発見!」のカードを出さないと、犯人像が割り出せないのだ。
つまり、




仮に証言カードが出た所で、捜査カードを求められる場所が一個に限定されてしまうというだけでしかない。
尚このあいだに太っちょは得しちゃったカードで自転車(サイコロの出た目の倍進める)を引いていた。移動手段しか考えてねえよデブ!
しかも出た目が2だから4マスしか進めなかった! デブ!




更に得しちゃったカードにはこんなのもある。
得してねえよ!
「歩くと間に合わないなら走ればいいんだ」
って、ちょっと考えろよ! デブ!

出た目の2倍進めるって、自転車並の速度出してるよデブ!!




などとやっているとついに出た。目撃者カード。
どうやらいたずらっ子は帽子を被っているらしい。




先程から写真に映っていて気になった方もいたかもしれないが、ところどころのコマに容疑者となるいたずらっ子候補が潜んでいる。
今回は白い服で帽子ということで、このマスの子が犯人ということになる。
勿論、ゲーム最初に引くいたずら事件カードの手がかり×目撃者カードのパターンの数だけこういったマスがあり、ここからはいよいよすごろくらしく、早い者勝ちでこのマスにたどり着けるかが勝負になる。


-----------------------

お気づきになったかもしれないが、実際この段階まであまり駆け引きやゲーム性というものがない。
得しちゃったカードが得するか……有用性に触れたのもそのせいで、「誰かが引いた捜査カードの指示に全員で従えばいい」「しかも引く目撃者カードによって目的のマスが異なる」ことから、別に捜査カードを取りに急ぐ必要はないのだ。

証言カードでおもちゃ屋さんを引いたとしても、そのおもちゃ屋さん自体にゴールや特典があるわけでは無い。そこに「誰か」がたどり着いて、そこで最終目的地が提示されるかこそが重要になるのである。
結局、他メンバーと離れて行動しておき、ふと自分のすぐ近くに該当いたずらっ子のマスがあれば一人勝ちになる。

だが。


-----------------------

今回は白い服に帽子、ということでその近辺でうろついていたメガネが最もマスに近い。しかしその右から密かにリーダーが回りこんでおり……




★マークのマスに止まる。

なんとココ、「目撃者カードを引き直せるマス」なのだ。
もう一回カードを引くことによって「帽子」は無視され、「実は白い服のカサの子が犯人でした」ということになる。

撹乱! リーダー捜査撹乱!

しかも該当のいたずらっ子マスは写真左下。これにより、リーダーがメガネより2歩リードした。

陰湿! リーダー陰湿!!




しかしここまで見せ場なしだった紅一点も巻き返しを図る。
実はマップ右側と左側は「地下鉄マス」により繋がっており、いっさいのペナルティなくワープが可能なのだ。そして引かれる目撃者カード。(またうまいこと、今度の犯人マスは写真上のほうにあるんだ)




なあに、デブも負けてない! 白い服でメガネが犯人なら、そのマスはすぐ近くにあるぞ!

お前ら協力しあえ!


実際ここは、シナリオ上「実は先程の証言は間違いで……」という二転三転の面白さなのだろうけれど、もとより「真っ先に犯人を突き止めたプレイヤーが勝ち」というゲームなのだから、探偵団同士互いに嘘情報を流しあって捜査を阻害しているようにしか見えない。

ともあれ、いたずらっ子を追いかけ、隠れ家に到着することができた。




この後の展開はもうシンプルである。隠れ家にあるコマはいたずらっ子と対決、1回休み、回転盤を回すくらいなもので、サイコロを振り、早速対決に入る。




いたずらっ子カードと少年探偵団カードを互いに出し、攻撃手段と相手の弱点が一致すれば勝利、次のマスに進める。一致しなかった場合は、勝つまでずっとそのマス。
勿論、「お弁当に弱い」カードもあります。カードだけ見た時、意味わからなかったわ。




いよいよ地下室に降りると、回転盤を回せるようになる。
この回転盤、別にルーレットというわけではなく、コマに書かれた数だけ右回りに手動で回していく。
盤の丸穴に「証拠となる絵」が、最初に引くいたずら事件カードと同じぶんだけ描かれており、今回の題目である「ヒロシおじさんの塀の落書きに使われたチョーク」の絵が出せるまではゴールとならず、地下室を永久ループする。

シナリオを想像するなら、いざ犯人のアジトに踏み込み証拠の品を手当たり次第探し、時折襲撃してくるいたずらっ子を倒すまではその場を動けない――問題のない、シンプルな活劇が想定できる。
ただ、




このチョークの絵を出せるかどうかは止まったコマ次第だし、いたずらっ子他、ボイラー室へのワープなど弊害が全部「運良く条件を満たすまでずっとストップ」だから、言ってみればすごろくによくある「ちょうどの目を出さないとゴールにならない」ルールが二重三重にという具合なのである。
その辺が面白いかはちょっと難しい。

それでも、あまりカツカツなルールでなく、競争になるのもいたずらっ子のマスを目指す部分だけなので、TRPG的な遊び方をしやすい面はあるかもしれない。
いずれにしても、200円ぶんはきっちり遊ばせていただきました。
 
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