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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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「そう」じゃないよ。全く予期してないよ、初めて聞く単語だよそれ。
ただ、厭世的で人付き合いを好まない素振りの墓守が実はラストダンジョンへの鍵を握っていたってのはカッコいいので、気にしないことにした。

さて、いよいよラスボス戦、そしてエンディングである。一応追記で書いたので、これまでの記事を読んででもこのゲームをやりたい人は、見ない方がいいかもしれない。

・エンディング

メルザスが待つラストダンジョン・湖の神殿は、なかなか面白い。
敵の配置のイヤらしさや、これまでに挙げたようなマップ構成のいじわるさに頼らず、広大で迷いやすい敷地と謎解きのボリュームで難度を上げている。余計な手間を取らされたとしても、その多くは例えば「あの仕掛けを動かしてなかったから」と言う自分の凡ミスであり、「システムとプレイヤーとの認識に乖離があったから」ではないようになっている。

ただ、




ただ、ラスボスが弱い。弱いくせにカタい。ボス戦は相変わらずクソゲーだ。
第一形態は一度に複数体のメルザスが現れ、うち一体しかダメージが有効じゃないって言うよくあるアレなのだが、割とすぐに法則(最後にグラフィックが表示されたのが本体)が見つかる。
見つかっちゃえばたまにうっかり受けたダメージを回復するだけのもぐら叩きなのに、やけに、HPが高い。「終わんねえなあ、終わんねえなあ」と3回くらい思ったタイミングで、ようやく撃破できる。




そしてこのセリフだ。ラスボスなのに! クソガキて!




そして第二形態。弱い。




シリアスを貫徹するのは難しいのかもしれない。ラスボスは、まるでゲーム開始1時間以内のかませ犬のようなセリフを吐いて、消え去ってゆくのである。



さて。


ここからの展開が全プレイヤーの度肝を抜いた。



ストーリー展開のことではない。
何と言うか、パッと見、度肝を抜いた。









何で最後だけアニメなんだよ!!

エンディングの面白いのは、メルザスの断末魔を聞いて後、いっさいのテキストが無いことである。スタッフロールまでの展開はひたすら声優不在のアニメーションで展開され、受け手の想像を強要される。




神殿が崩れ――




ヒロイン・メディアムとの再会。




うわあ、こんな顔だったのね、アランドラ。
眉毛どうなってんの。




村での宴会で何だか解らない飲み物を飲まされるアランドラ。




実際このアニメEDは賛否両論の様子なのだが、「否」の理由には明らかに画の悪さがあるだろう。味気ねえ顔してるなあ、女! て言うかお前、崇めていた神が悪魔だと知らされ戸惑う村人に「真実を言っても信じてもらえない、所詮私たちはよそ者なのね」とか毒づいてただろ。なに普通に給仕やってんだよ!




もうひとつエンディングの特徴として、シナリオで体験した様々なピンチが、平和を迎えた村のシーンと交互に提示される事、と言うのがある。のどかで開放的な音楽が突如緊迫感溢れる調子に変わるのだ。

だが、何と言うか。

アニメーションやるなら最初から出しとけよ、と言う想いも含めて、











オープニングでやれ、

と言う感想を抱かなくも、ない。




ともあれ、村を救った勇者としてイノアを後にするアランドラとメディアム。

メディアム?






なんか、デキてたみたいです。
このシーン、「感傷に耽けるアランドラを深夜訪ねたメディアム」と言う構図で、しかもこの後すぐに、例の「手を振る村人」のシーンに移っちゃうんで、どうも意味深なのよ。
お前ら、やっちゃったろ。




ほら、なんかだいぶ親身になっちゃってるし。






味気ない表情も、お似合いじゃないですか。

何ほくそ笑んでるの? お前ら。





と思いきや、旅の途中でメディアムはアランドラと別々の道を歩むことを選ぶ。正直この事情はセリフなしなので適当に推測する他ない。




ロマンチックなことに、




キスを残して彼女は去っていくのだ。




頬かよ!

どうせお前らやっちゃってるんだから、口でいいよ、舌も入れとけよ! ハリウッド見習えやまどろっこしいなあ!




そして、アランドラの冒険は一度幕を閉じるのである……






なお、気になることが一点だけある。




以前にも書いた、主人公の理解者セスタスさん。
こいつ、

エンディングムービーにいっさい

登場してねえ!



-----------------------

アランドラは面白いゲームである。仕様上のいじわるも多かったが、プレイステーションが台頭した時期の大作RPGと言う意味では、体験しておいて損ではないゲームだと感じた。

ただし、アクションにいっさいの自信がない人はプレイしてはならない。

このゲームはRPGではなく、ストーリーと謎解き付きのアクションゲームであると思ったほうがいい。 その意味で、私はこのゲームを人に勧めることはしない。
ただ、

一応やり終えれば、文句をたらたら吐き出しつつも、面白かったな、と思えるゲームではあった。

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