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◆ 最近は、体と生活リズムが壊れてるところです。 (2012/09/23)
 
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植松伸夫とイトケンが出てるっていうから、初めてニコニコ生放送を見た。
画面は番組終了時のフェードインとかぶったため、何だか分からない様子。

気になった話の内容

・バトル曲
ふたりとも、バトル曲は苦手。特に植松さんは「緊張を強いる曲」が苦手とのこと。
イトケンはバトルのイメージが強いが本当はバラードの方が好きで、バトル曲の名手と言うイメージは嬉しいが、作るのは大変とのこと。
サガ・フロンティアではキャラクターごとにバトル曲が違ったが、「企画担当でもないいちスタッフに“そのくらいの曲数があるべきですよね?”と無理やりやらされて、絞め殺してやろうかと思った」とのこと。

・曲の多いRPG
上記に関連して、ふたりとも曲が多すぎて一曲が印象に残らない風潮はよく思っていない。
イトケンはFF4前後からの植松さんのせいで、その後の後輩たちが曲数で苦労したと思っているが、植松さんは「アレは本当はやりたくなかったのにやらされたんだよ。大体何曲作っても給料同じなんだから楽なのが良いに決まってるじゃん」と答える。

・ファミコン(3音源)からスーファミ(8音源)への変化
一番大きな変化があったのがベース。
ファミコンの頃はキック(バスドラム)が使えないから、自然とベースがドラムの役割も持つようになり、オクターブ奏法などパターンが単一的になりがちだった。
それがドラム音の増加によりベースが自由になったのが大きい。
また、サンプリングによりトランペットのような音が出るのも感動的だった。

・サンプリングとFF4について
当時ゲームソフトは会社で一括で購入し、社内のライブラリで自由にプレイできるようになっていたが、FF4の殆どの曲を作り終えたあとに聞いた『アクトレイザー』の曲に、サウンドチームの全員が戦慄した。それがFF4の音源作り直しのきっかけにもなった。イトケンもその時の植松さんの絶望的なオーラを感じていたとのこと。
なお植松さんは、結局FF4の音はアクトレイザーには勝てなかったと振り返っている。

・徹夜続き
植松さんの場合、20代の頃は夜中の3時まで作業をし、そのまま飲み屋で飲んだくれ、5時に会社に戻って就寝、そしてまた3時まで作業をし……と言う仕事ペースだったが、当時は心からゲームを作りたくて仕方がない連中ばかりだったからとても楽しかったとのこと。
また2人とも「よくある」として挙げたのが、寝ぼけ眼でうっかり作業途中のデータを消してしまうこと。
仕事をしているとちょくちょく別室から「わー!!」と言う絶叫が聞こえたらしい。

・BGMを作る後輩たちへのアドバイス
イトケンによると、よく「どんな勉強をしたら良いですか」と聞かれるが、そんなことより最重要なのは「精神的にタフであること」と「自分の核を持つこと」。批判をされてすぐヘコんだり、望まない方向性を指示されて揺らいでいるようじゃダメ。
植松さんも同意見で、「あんまり方向性を押し付ける人間とはおつきあいしない方がいい。どこまで自分の感性にわがままでいられるかが大事」と答える、ただ、重ねて「知識も大事。自分は知識が無いまま業界に入ったから、学べるもんなら学んでおくべき」とのこと。

・結局BGMを作るためにはどうすればよいのか?
器用な作曲家と不器用な作曲家の話になる。例えばイトケンの知っている作曲家は、「こう言う曲を作って欲しい」と言われればできるが、「オリジナルを作って欲しい」と言われると全く何もできない。
しかしそれはそれで武器にして一生食っていけばいいだけのことなので、植松さんによる結論は「作りたいなら勝手にしてくれ」、イトケンによる結論は「足りないと自分で思えば自然と補っていくはず」と言うもの。

・FF6のアリアについて
(番組中に、FF6のアリアが流れる)
「これ今聞くとひどいよねえ、サンプリング!」と笑う植松さん。
そして進行役の「こう言ったオペラシーンの企画は植松さんから持ち出すのですか?」との質問に、「これはシナリオのほうから“今回オペラをやりたいんですけど”と来た」と振り返る。
更に「今のFFにも関わっている“北ちゃん”が歌詞を書いたんだけど、当時北ちゃんは婚約を考えている女性がいて、その人に宛てたものなんだよね」と裏話を披露。なお、その女性と北ちゃんはめでたく結婚したらしい。

・1曲の制作時間
植松さんによると、モノにより30分で終わることもあれば、1曲をずっと考え続けて2週間かかっていることもあるとのこと。
対してイトケンは「現在も幾つかプロジェクトを抱えてるので、安易には言えないです。“だったらもっと早く作ってくださいよ”と言われちゃう」と苦笑いする。
FFシリーズの定番曲である『プレリュード』は、実は製作期間ぎりぎり、一番最後に作った曲。プロデューサーの坂口氏に「どうしてもここに曲を入れて欲しいんだ!」と言われ、15分で作った。と言うより、本当に納期ギリギリで、それ以上時間をかけられなかった思い出があるらしい。


と、そんなこんなで約1時間半の放送が終了。
30分目くらいから見始めたんだけれど、面白かったよ。
 
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