情景を伝達する歌詞が書けない。
思い浮かんだ様々一枚絵をミクロに切り取って、その感触を、文章にしている感覚がある。
たぶん、父親の影響があると思う。
30代まで俳人だったらしく、「推理小説のような俳句」を書く人として、その界隈では有名だったと言う。
http://www.e-moe.net/~pripas/box/rengesui.mp3蓮華水
命の花ぽとり
花弁が揺れて
僅かに一雫
甘く匂うよ
海辺に陽が沈んで
魚が泳ぐ
夜空に波の音が
遠く消えてく
月が浮かぶソーダ
一人飲み干して
静かに
眠れ
眠れ
心燃やして
砂時計はもう回らない
騒ぐ
騒ぐ
蓮華の渦に
飲まれて
進めよなので、憧れるのはやはり、「伝えるべくもない」歌詞である。
言語の選び方などは、例えば高校の頃おおいにハマった、
ステッパーズストップのセンス(確か“たゆみ。”に詞があったと思う)に少なからず影響がある。
その他にも――
これとか。何なんだろうね、これは。
ここまで外面的な連結を伴わない歌詞は、ちょっと、さすがに憧れるよ。
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