4ヶ月ほど旅に出ていた大将が戻ってきたというので、札幌郊外を少し練り歩く。
最初の写真は、MD90(郵政カブ)の「メグさん」の調子を確かめる大将。
残念ながらガソリンがまったく入ってなかったそうだ。
本来冬篭りの前に満タンにしておいて、結露を防止するらしい。
さて、いつもなら温泉めぐりの旅になるところだが、実を言うと今年の冬、例年よりは暖かい。
祝日で道路が混んでる事もあり、いまいち冬の温泉、と言う気になれず、ひとまず大将お気に入りのパキスタンカレー屋
「カラバトカリー」へと車を走らせる。
なかなか変り種。細かくほぐした繊維状の鶏肉がルーに混ざり合っていて、時々硬い、軟骨のような歯ごたえがある。
どう言ったスパイスを配分したものか、一口目は甘さや酸味を感じ、空腹も手伝ってすいすいと食が進むのに、食べ終わる頃には何故か辛い!
しかし漬物のサラダと、食後のチャイがうまいこと良いバランスを保っており、完食した後には「もう一回食べに来たいな」と思わせる。
大将はそう思い続けて、旅の前にはすっかり常連になってしまった。北海道に帰ってきたらまず行きたい店の一つが、このカラバトカリーだったのだそうだ。
なお、写真は大盛りで、サラダとチャイ込みで980円。大食漢を自負する男性でも、確実におなかいっぱいになれる量である。
温泉企画を取りやめてからの新たな目的は、楽器屋探索。
メカメカしいものは男の子のロマン。大将はリズムマシンやボコーダーなど、私はシンセサイザーなどを何十分もかけて見回る。
そこで見つけたのが写真の……何だろう?
どうも『TENORI-ON』と言うヤマハの新製品で、16x16のボタンがついたシーケンサーらしい。
常に左から右へ一定のテンポで再生バーが描画されており、ボタンを押して点灯させると、再生バーが重なった瞬間に、そこに割り振られた楽器が発音される。
つまり縦軸はハイハットやバスドラムなど楽器の種類、横軸はタイムラインで、絵を描くように楽譜を作るちょっとした「おもちゃ」なのだ。
そう、実際は1ループ16分割までしか作成できないし、外部音源からのサンプリングもできるらしいが、演奏には到底向かない。
構成をきちんと考えればライブパフォーマンスにも役立つかもしれないが、60000円と言う価格はちょっと機能に見合わない。
絵を描くとそれに応じた音楽が作られる、と言うコンセプトは非常に面白いが、今後のシリーズ化に期待……が精一杯の評価だろう。
などとエラそうなことを書きつつ、これでたぶん20分くらいは遊んでたんだけどね。
《主にした会話》4ヶ月ぶりということで、積もる話もある。
例えば、「シュビドゥバ」について。
スキャットである。
ムードのある音楽によく合う。
しかし、シュビドゥバと言われても、意味となるとまったく解らない。
ここに例えば、擬音としての価値を持たせられたなら、シュビドゥバも一皮剥けるのではないだろうか。
ama『ビールの缶を開ける場合』
大将「ああ」
ama『シュビッ(缶のプルタブを開ける仕草)』
大将「シュビッ(缶のプルタブを開ける仕草)」
ama『ドゥバー(ビールを飲む仕草)』
大将「ドゥバー(ビールを注ぐ仕草)」
決裂。ドゥバーはどっちかっと言うと出す音だろう、と叱責を受ける。
もしお土産の余裕があれば是非酒を、と所望したためかどうかは解らないが、九州の焼酎をもらう。
もう解散後と言う訳で順番にちびちびと頂いておりますが、旨いよ、コレ。
米も芋も良いが、一番のおすすめだったらしい麦がかなり良い。
43度のアルコールを水などで薄めたりせず、生のまま飲む。風味の広がり方が生半可でない。元々上戸ではない大将がハマったと言う事もあり、麦の味の強さが非常に魅力。
本当に良いものを貰った。しばらくの楽しみになりそう。
初公開、amaやんのキッチン。エセ打ちっ放し感のあふれる壁が好きです。
不精者の私に代わり、さすが大将、手際よく砂肝をさばいていきます。
居酒屋勤務経験の腕がうなる、皮ポン(鶏皮とネギのポン酢仕立て)と砂肝炒め。
そして即興ペペロンチーノ。
本当に、料理の得意な人だ。
んで、そのお礼と言う訳でもないけど、ピアノおけいこ楽譜集というものを作っていたのですよ、私。
いま食卓見たら、その楽譜、大将忘れていってるんだけど。
まあいいか。
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