春になると弘前あたりで確認できる新種、さくらねこぺんぎんです。
体長は40メートルくらいですかね。
昔考えたゲーム案きちんと練りこめば面白いゲームになると思うので、誰かアイディア貰ってってくれませんか。
舞台はものの単位を司る「単位界」。
そこでは単位の妖精たちが日々忙しく働いており、人間たちの生活の端々に現れる「単位の表現」を、間違いの無いよう一生懸命処理しています。
例えば私達が会話の中で「センチメートル」を「キロメートル」と言ってしまうと、それは大きな間違いになります。
実はこれ、単位界の妖精がうっかりしたために起こってしまうミスなのです。
単位界の妖精である
プレイヤー=あなたは、人間が単位の間違いを起こさないよう、その都度的確な単位を挿入する仕事を受け持つ事になりました。
もしも愛を語らう人間が、「君の事を愛している! その愛がどれ程かって? それはね――」と単位を使おうとしていた時、あなたならどんな単位を用いますか?
《太陽の温度=約6000度》くらい燃え盛る愛でしょうか。
《地球上の海の面積=3億6000万平方キロメートル》くらい大きな愛でしょうか。
もし仮に《キティちゃんの体重=リンゴ3個分》なんて使わせてしまっては、興ざめになりますね。
あなたの役目は、人間達の生活に破綻を来たさない、的確な単位を選択し、伝えてあげる事なのです。
ところがまだ新米であるあなたは、うっかり単位のプログラムをひっくり返し、ごちゃごちゃに混ぜてしまいました。これでは的確な単位どころか、最低限まともな単位ですら伝える事ができません。
どれを選択しても破滅は必至。
だけどあなたにこの状況を打破できるほどの権限やスキルはありません。
単位選択の制限時間は刻一刻と迫ります。ならばこの際どうだって良い、何でも良いから単位を選ばなくてはいけません。
リンゴ3個分なら、やけに塩辛い料理ができて視聴者から苦情が殺到、番組は打ち切りになる事でしょう。
あとの二つを選んでしまうと、スタジオはどこかから運ばれてきた塩で満たされ、国内で塩不足が起こるでしょう。
塩の値段は高騰し、やがて国際貿易問題に発展します。
さて、いずれにしても番組に出演していた女性は仕事を失います。
生活の当てにしていたギャランティが途絶え、仕方なく懸賞サイトに片っ端から応募して日銭を稼ぐ事にしました。
懸賞に当たったとすればその景品とは?
やっぱり国家予算3年分?
国家予算3年分を受け取った彼女は、まず間違いなく今までの人生と異なる道を歩み始める事でしょう。
あなたがどんな選択肢を選んでも、待ち受けるのはただただ「バリエーション豊かな破滅」です。
まともに仕事ができる状態ではなく、しかも先輩からプレッシャーをかけられたまま、あなたはどんどん人間の生活を連鎖的に壊滅させて行きます。
このゲームはそう言う、極端な単位によるカオスを楽しむ内容になっています。これ、マジに誰か作ってくれねえかな。
俺がやりたい。
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