知り合いに保留音コレクターという、全く予想外の人種がおり、先日本文なしで添付メールが送られてきた。
保留音いや、保留音は保留音だが、これ、どうしよう。保管しておく?
けっこうな怪人物である。
保留音を聞いただけでどこの電話機メーカーかを当て、ついでに、よくカスタマーサポートにかけた時に最初に流れるガイダンスメッセージを諳んじることができる。
「○○の場合、こうね。“こちらは、○○カスタマーサービスです。現在、回線が混雑しており、おつなぎすることができません”……」
一字一句違わないそうなのだが、真偽はわからん。
なにせこれも、それっぽく記憶で書いているだけで、私は覚えちゃないのだ。
「“なおこのお電話は、内容の確認や応対品質の向上のため、録音させていただく場合があります。予めご了承ください。――for Engrish.”……」
フォーイングリッシュはビビった。
駅のホームのアナウンスを声真似し、しゃべる芸達者はそこそこいると思うが、こう行ったIVR(インタラクティブ・ボイス・レスポンス)もそう言った対象だとは思わなかった。
あれは一種の宴会芸だろうと思う。
どうでもいいが、タイショウと打って変換するとほぼ確実に「大将」と変換される。
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