札幌市内のとある学校の話。
S学院には、不思議な部屋がある。
およそ教室2つ分もの広さがあり、パイプイスもあるから多様な目的を見越して作られたものと思うが、まず入室すると右手に白いパーティションが、2台視認できる。
パイプ製のベッドも何台かあるので、通常であれば保健室かとも思うのだが、間取りに対してそれら設備の占有面積は4分の1程度でしかない。
視線を左に変えると、扉側の壁に沿って冷蔵庫や食器棚、水道台にガスコンロと、ダイニング一式が据え置きされている。
それぞれが壁にひっそりと寄り添った「保健室」と「キッチン」。これだけでも何だか不調和で、しかも部屋自体は広々と開放され、窓からの陽射しがフローリングを照らしているのが何とも不気味なのに、更に左奥へ進むといよいよ解らなくなってくる。
壁と引き戸で遮蔽された6畳間が、隅に設置されているのだ。
部屋内部屋とでも呼ぼうか、壁は天井まで繋がっており、奥行きも小ぶりだから結果として室内全体が長方形でないイビツな形になっている。
そして、引き戸。
もしかして、和室。
保健室とキッチンと和室6畳とパイプイスが常備された多目的ホールなんて、あるのか。学園七不思議の二、三個はカバーできるんじゃないのか。
ひと昔前、フリーのRPGで「一画面にRPGにありがちな全てのイベントを詰め込んだゲーム」があったが、それの学校版ではないのか。
-----------------------
月イチのご馳走と言う事で、とんかつ屋にて外食。
店員に促されるまますり鉢でゴマを潰すが、すっかり完遂した後に、いつもとんかつは醤油で食べていた事に気がつく。
あと、新しい帽子とストールをひとつずつ買う。
新しい帽子はワイヤーフレームが入っており、またその他の何らかの事情により、幾ばくかの重量がある。
黄土色とこげ茶色と言う地味色をベースに、なんか赤とか青とかとくわからない模様の刺繍と、同じく寒色と暖色の混ぜこぜになったスエード紐(なんか名前あったよねこれ)と、なんか飾りがついてる。
ストールは茶色ベースに緑とか白とかオレンジとかライン入ってて、更にちくちくしたものがついていて、更に先には白い紐が何本かちょろっと出てて可愛いような、地味なような派手なような。
温かさ重視。
あさりよしとおの「まんがサイエンス」。11巻の存在を忘れていたので探すが、紀伊国屋に置いていなかったので諦める。
エドワード・ゴーリーの「弦のないハープ」を手に持っていたが、気分が削がれて何も買わずに退店。
何ヶ月か前より、普通にテレビを買うほど観ないと言う理由でワンセグへの憧れがあったが、ビックカメラでのポータブルテレビサンプルの受信動作がカクカクだったので、怖気付く。