先日やった漫画挨拶や、Twitterに上げた漫画告白が作った身としては面白く、いろいろ考えている。
※ 漫画告白
本が乱雑に置かれていると思いきや、
実は告白文になっていました、という物。
告白のくせにラストが『甘えんじゃねえよ!』なのが、手前味噌ながらポイント。
実は元ネタは、上野顕太郎という漫画家の作品『RHYTHM』で、日本国内の様々な漫画から、「あっ!」や「ぬ!?」のような一文字だけのセリフを全部模写して並べるだけとか、『アフター0』『くぴっと一杯』『バビル二世』……と数字の部分を順に漫画の表紙を模写していき最後は『無限の住人』で終わるとか言った、非常に実験的な漫画から着想を得たものである。
さて、私自身の蔵書数は漫画好きと名乗るには多くないのだが、長編より短編や短期連載を好むので、タイトルの幅はやや、あると思う。
試しに「あ」から順に背表紙を追うと――
『
あずまんが大王』!
言わずと知れた萌え&シュール4コマの草分け『長
い長いさんぽ』!
愛猫の最期を明るさを交えながら描いた、押し付けがましくないペットもの『も
う安心。』!
とり・みきの180ページ近い短編群を、ページをシャッフルして再構成した「メガミックス手法」の長編集『燃
えよペン』!
異常に熱く燃える漫画家が主人公の業界ギャグ『
おさんぽ大王』!
割と普通の旅をコメディタッチで描いた、面白い旅エッセイ…………
『ご
きんじょ冒険隊』、
不思議な力を持つ回覧板でごきんじょを冒険する幼稚園児のほのぼのSF『ド
クター秩父山』、
手塚治虫の筆真似で馴染みの田中圭一が描いた、あまりに馬鹿馬鹿しい下品ギャグ『ものの
け草紙』、
戦前戦後、肝の据わった女芸人が怪異とめぐり合う幻想ホラー…………
『グリムのような物語
スノウホワイト』、
グリム童話を題材に、独自の展開と解釈を描いた不条理短編集『しあわ
せももりんご』、
登場人物全員がエロいことしか思いつかないほのぼのギャグ『じーばー
そだち』、
祖父母の影響で渋く育ってしまった幼女が主人公の4コマギャグ…………
『
ナナナバニ・ガーデン』、
放浪の旅人がバナナワニ園で可愛らしい女子高生バイトに出会うSF短編『主
に泣いてます』、
美人過ぎるため苦労が絶えない女性が、岡田あーみん的発想で逞しく生き延びるギャグ『て
ぬのほそみち』、
女の子らしい趣味を、如何に手を抜いて実施するかがテーマのエッセイ…………
『HAL はいぱあ・あかで
みっく・らぼ』、
まっとうな科学漫画の手法でウソ科学を教えるギャグ『なあゲー
ムをやろうじゃないか!!』、
ゲームタイトルから連想できるダジャレで旅をするだけのゲーム紹介漫画『孤独のグル
メ』、
独身男性がハードボイルドに大衆食堂で飯を喰う漫画…………
ゆ!!「ゆ」が入る漫画が無いぞ!
パノラマデリ
ュージョンはちょっと卑怯だから除外だ!
「夢」はあるんだけれど、ひらがなかカタカナで絞ると、これが見つからない。や(お
やじの惑星)までは順調だったけれど、五十音総揃えはかなわなかった。濁点半濁点も無理だな。
ただこの遊び、探している字が見つからない時に、勝手に目についた漫画のタイトルを変えてしまうほうが面白いかもしれない。
苺まちまろとか、燃えぬペンとか、二十面相が娘とか、かつあげ君とか。最後のは存在するわ。
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