札幌ゲー音部。
レトロゲームを中心に独自の編成でアレンジし、不定期でライブをしたり遊んだりする素敵集団で、私もこの夏から参加させてもらっている。
そのゲー音部で、屋外青天のもとでも楽しく演奏などしようじゃないかという話があったので打楽器、鍵盤、譜面台、譜面台固定用ガムテープなどを持参し駆けつけた。
すると――!!完全にただのピクニック、はじまる!しかもおっさんばかり!(札幌ゲー音部=おっさんは公式設定です。たぶん)
ちなみにPassionate SAffronでは、特に指定や許可がない限りモザイクをかけての掲載となります。却って失礼になってたらすまんです。
と、さんざんな文章から始めてはみたが、じっさい、うち2人は関東ゲー音部からの出張。鍵盤もベースもドラムもできちゃうかなりハンパねえ「えふしびさん」と、ベースとハーモニカ演奏がとんでもなくすっげェがそれ以上にテンションがどうかしている「キムラさん」。
どのくらいどうかしてるって、
突然公園のアスレチックに駆け出してはしごをかけあがって、幼女に道をゆずってもらいながら滑り台を滑るくらい。
なので札幌おっさん度を測るサンプル数としては少ないんだけれど、どうやらえふしびさんにとって私の「ネット上でのイメージ年齢」は36歳くらいらしいので、何かもういいです。
ただ、ひとたび楽器を持てば、とつぜんに技能集団になります。
徐々に遅れてきたメンバーたちも加わっていき、
およそ屋外のキャンプ場に持ちだされたことはないだろう楽器まで登場します。
肉も食いつつ楽器も弾きつつ。
ちなみに札幌ゲー音部には女性メンバーもいるのだけれど、この日は見事に全員予定が合わなかった様子です。
男だらけの肉&演奏大会は4時間かけて行われ、果てには周りのご家族の方などに取り囲まれ
「ゲーム音楽のリクエストを受けて即興でバンド演奏する」という、学校の休み時間かなんかみたいな状態に。
こんがり焼けた20、30のお嬢さん方が「わぁあ、マリオだ、マリオ」と笑い、焼肉の匂いしみこませた殿方が「FF6いいッスか? 好きなんです」と話しかけ、そしてその全ての曲を鍵盤ハーモニカで演奏しつくすのが札幌ゲー音部部長の「さば夫さん」。
自慢の逸品は高橋名人の直筆サイン入りTシャツ。
そのまま興奮冷めやらず、スタジオへ。
スーパーマリオUSAのキャラクターセレクトBGMや、所さんのまもるもせめるも1面BGMなどをアドリブソロ回しでジャムるという、
ここにいる自分たちしか得をしないセッションを3時間ほどかまし、この日は泊まらせてもらうことにする。
30年前のおともだちへ。
2012年の大人たちは、ノイズ混じりのテレビ
画面で『燃えろ! プロ野球』を遊んでいます。その後、ファミスタのウォッチモードを眺めながら夜食を摂り、眠る。
30年前のおともだちへ。
2012年の大人たちも、ファミコンで遊び疲れて
雑魚寝します。翌朝、ヴォルガードIIのスコア対決でえふしびさんに敗れる。