(ら)さんに騙された。
元はと言えば、私のこのツイートだ。
これに対して(ら)さんは、
こう応えたものである。
ホントか!?久々に初期のノリではりきっちゃうぞ、約7年前、日記のネタのためだけに牛乳で茶漬けを作ったあの勢いで、やっちゃうぞ!?
ヘイ!
冷麦! 目分量!
これをまず5mmに折る!
意外と無理!
乾麺は、包丁では斬れません。ペキと折れてどこかへ飛んでいきます。
仕方ないので手のひらで粉々に折り、なんか5cm近いものもある気はするけれど意に介さず、
スイッチオン!
泡吹いてる!しかし炊飯の基本は赤子泣いても蓋取るな。ここは辛抱強く待つほか無い。
ちなみにこの「赤子泣いても」のフレーズ、私は2つの説を知っている。ひとつは炊きあがった後の蒸らし説。この間に小さな子供がご飯を欲しがってもまだ蒸らしの段階では美味しくないよ、と言う事。もうひとつが釜の中が激しく沸騰しすぎて蓋が赤子みたいにバタバタするから説。
後者は、ちょっと、深読みすぎてない?
ともあれ、約30分、ようやく炊飯器が全行程の終了を告げた。
あー……粘着力強くて皿に盛れない……と言うか、ちょっと、グロい。何かの資料にどうぞ。
いやいや、気落ちしても仕方がない。愛する炊飯器はきちんと己の役目を終え、ご飯炊けたよ! と言ってくれたのだ。ならばこれで完成に違いない。
で、ええと……どうやって食べます?
第1ラウンド
vs炊けた冷麦 with ポン酢ぐげえ、マズい。ポン酢が強すぎる。冷麦はいっさいの自己主張をしない。ただプルプルと小刻みに揺れているだけだ。言わないでおこうと思ったが、いざ食べるとやはり強く感じる。
虫みたい。だめです、これは。
第2ラウンド
vs炊けた冷麦 with 砂糖醤油プルプルする様が餅のようだったので、砂糖醤油にチャレンジ。
これは……そこそこイケる。いや、ポン酢の後だからそう思うのであって、この冷麦の、個体としても液体としても中途半端な様、そして、実はちょっとだけある味の成分が、完ッ全に調味料と喧嘩をしている。
第3ラウンド
vs炊けた冷麦 with わさび醤油狙いがよく解らなくなってくる。ただ、わさびの刺激は大抵の素材のダメさをカバーしてくれるはずだ。
と思ったのだが、やはりダメ。冷麦がちょっとだけぬるくなってきた事もあり、余計に食感のマズさが増してきた。
第4ラウンド
vs炊けた冷麦 with オリーブ炒めそこへよっしーさんからアドバイスが入る。
「ザルで水切りしてオリーブオイルと香草で味付けするとそのまんまパスタになったりしませんか」
なりません。第5ラウンド
vs炊けた冷麦 with 豆板醤ジャングルではカレー粉が生死を分ける。
ネット歴の長い貴兄らなら、侍魂で学んだであろう。
スパイスはくさみを消し去る。辛味は素材のマズさを消し去る!
うがあああ。
○ amaやん (5R 完食) 冷麦 ×いや、あのね。あくまで完食はしたけれど、マズかったよ。
本当ごめん、冷麦さん。明日はちゃんと茹でて食べます。
冷麦は、茹でないと、だめです。
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